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整形外科ナビ整形外科で病気を治す(2) > 大腿骨頭辷り症の概要

大腿骨頭辷り症の概要

大腿骨頭辷り症の概要の画像

大腿骨頭辷り症は、大腿骨の股関節部分にある骨端線(骨の端にある軟骨と骨の境目の部分)が後方へ辷ってズレを生じるもので、主に成長期の子供に多く認められる病気です。骨端線にズレが生じる事を普通は「骨端線損傷」と呼んでいますが、大腿骨頭の骨端線に起こるものに関しては、大腿骨頭辷り症と称して他とは区別されています。

大腿骨頭辷り症は10代前半の男児が掛かり易い他、肥満傾向にある子もリスクが高い事が分かっています。なぜなら、成長期を過ぎれば強固になる骨端線も、成長が止まる直前の時期は逆に薄く、ダメージを受け易い状態になっているためです。特に肥満傾向にあるとホルモンバランスが崩れ、骨端線の成長が止まるのも遅れてダメージを受け易い期間が長く続くために、罹患率も高まります。

大腿骨頭辷り症に繋がる直接の要因としては「外傷によるもの」の他に「日常的な動作や軽度の負荷によるもの」があります。このうち、外傷によるものは経過が急速的な分、治療効果も出易く、スムーズに完治します。

一方、日常的な動作や軽度の負荷で起きたものに関しては慢性化し易く、治療も長期戦になるケースが多いようです。大腿骨頭辷り症の主な症状としては、膝関節の痛みがあり、次第に関節の動きに異常を示すようになったり、歩行に支障が出たりといった状態へと悪化していきます。ただ、診断が難しいのは日常的な動作や軽度の負荷によって発症したタイプです。

このタイプでは痛みがあまり強くない分、診断を下すためには精密検査が必要となり、整形外科でもはっきりとした診断を下せない場合があります。そのため、治療を受けられない状態が長く続く事もあり、セカンドオピニオンを受ける勇気も必要と言えるでしょう。外傷による急性の大腿骨頭辷り症の治療は、牽引療法や麻酔下による整復が有効です。

整復が完了したら再発防止のため骨端線を固定する手術を行ない、成長が止まったら器具を外します。急性の大腿骨頭辷り症は強い痛みがあるため、基本的には入院しながら治療する形となります。一方、慢性型の大腿骨頭辷り症の場合には、整復が困難となるため、治療方法は外科的手術のみです。軽度であれば骨端線の固定のみで済みますが、重度になると骨端線の位置を元に戻す骨きり術を要します。



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